各ブラウザのSVGサポート状況
Web上でSVGを利用するには、表示するブラウザ側がSVGに対応していなくてはなりません。
「Can I use…」によると、各主要ブラウザによるSVG基本機能のサポート状況は次のようになっています。
ブラウザ名 | SVGに対応しているバージョン |
---|---|
Internet Explorer | 9.0以上 |
Firefox | 3.0以上 |
Chrome | 4.0以上 |
Safari | 5.1以上 |
Opera | 9.0以上 |
iOS Safari | 3.2以上 |
Opera Mini | 5.0以上 |
Android Browser | 3.0以上 |
Blackberry Browser | 7.0以上 |
Internet Explorer Mobile | 10.0以上 |
今どきのブラウザはほぼどれもSVGをサポートしている状況です。ただし、Internet Explorerに限っては古いバージョンのものがかなりの割合で使われています。
Net Applicationの調査による2013年10月のデスクトップブラウザのシェアを見ると、Internet Explorer 8.0以下のシェアは次のようになっています。
- Internet Explorer 8 (21.76%)
- Internet Explorer 7 (1.31%)
- Internet Explorer 6以下 (5.07%)
合わせて28.14%、つまり3割近い人がSVGをサポートしていないブラウザを使っているということになります。過半数のユーザがSVGを見られる環境にあるとは言え、無視できない数のユーザがSVGを表示できないブラウザを利用しています。今後その割合は徐々に低下傾向にあるはずですが、当面の間は古いブラウザ利用者への配慮をした方が、誰にでも利用しやすいサイトになるでしょう。
ただし、上で引用したシェアはデスクトップブラウザに限定されたものです。タブレット端末やスマートフォンによるWeb利用率も上がって来ていますから、実際にはもう少し低い割合となります。