手動カーニング

テキストの文字間や高さは、1文字単位で調整することができます。文字位置の調整のことを「カーニング」と言います。

初期状態 手動カーニング使用

テキストツールでのカーニングはツールコントロールバーから設定するか、ショートカットキーを使います。ただし機能によってはショートカットを割り当てられていないものもあります。

行間を調節するには、次のアイコンまたはショートカットキーを使います。行間の設定はテキストエリア全体に適用され、部分的に指定することはできません。

 text_line_spacing 行間隔を、指定された値をフォントサイズに掛けた長さに設定
Ctrl+Alt+. 行間を画面上で1ピクセル延ばす
Ctrl+Alt+, 行間を画面上で1ピクセル縮める
Shift+Ctrl+Alt+. 行間を画面上で10ピクセル延ばす
Shift+Ctrl+Alt+, 行間を画面上で10ピクセル縮める

文字間隔を設定するには、次のアイコンまたはショートカットキーを使います。テキストを部分選択した状態で変更すると、指定した部分にのみ適用されます。部分選択せずに変更すると、そのテキストボックス全体が変更されます。

text_letter_spacing 文字間隔を指定された間隔 (px) に設定
Alt+. 文字間隔を画面上で1ピクセル延ばす
Alt+, 文字間隔を画面上で1ピクセル縮める
Shift+Alt+. 文字間隔を画面上で10ピクセル延ばす
Shift+Alt+, 文字間隔を画面上で10ピクセル縮める

単語間隔の設定は、ツールコントロールバーからのみ変更できます。テキストを部分選択した状態で変更すると、指定した部分にのみ適用されます。部分選択せずに変更すると、そのテキストボックス全体が変更されます。

text_word_spacing 単語間隔を指定された間隔 (px) に設定

水平カーニングを設定するには、次のアイコンまたはショートカットキーを使います。水平カーニングは、流し込みテキストでは使えません。テキストを部分選択した状態で変更すると、指定した部分にのみ適用されます。部分選択せずに変更すると、カーソル位置の後ろから行末までが移動します。

 text_horz_kern 選択文字の位置を指定された幅で (px) 左右に移動する
Alt+→ 選択文字の位置を1ピクセル右に移動する
Alt+← 選択文字の位置を1ピクセル左に移動する
Ctrl+Alt+→ 選択文字の位置を10ピクセル右に移動する
Ctrl+Alt+← 選択文字の位置を10ピクセル左に移動する

垂直カーニングを設定するには、次のアイコンまたはショートカットキーを使います。垂直カーニングは、流し込みテキストでは使えません。テキストを部分選択した状態で変更すると、指定した部分にのみ適用されます。部分選択せずに変更すると、カーソル位置の後ろから行末までが移動します。

 text_vert_kern 選択文字の位置を指定された幅で (px) 上下に移動する
Alt+↑ 選択文字の位置を1ピクセル上に移動する
Alt+↓ 選択文字の位置を1ピクセル下に移動する
Ctrl+Alt+↑ 選択文字の位置を10ピクセル上に移動する
Ctrl+Alt+↓ 選択文字の位置を10ピクセル下に移動する

文字を回転させるには、次のアイコンまたはショートカットキーを使います。文字の回転は、流し込みテキストでは使えません。テキストを部分選択した状態で変更すると、指定した部分にのみ適用されます。部分選択せずに変更すると、カーソル直後の文字のみ回転します。

text_rotation 選択文字を指定した角度に回転する
Ctrl+] 選択文字を90°時計周りに回転する
Ctrl+[ 選択文字を90°反時計周りに回転する
Ctrl+Alt+] 選択文字を1ピクセル時計周りに回転する
Ctrl+Alt+[ 選択文字を1ピクセル反時計周りに回転する

選択したテキストのカーニングを除去するには、「テキスト(T) > 手動カーニングの除去(K)」を実行します。「手動カーニングの除去」を実行すると選択したテキスト全体のカーニングが除去されます。部分選択して除去することはできません。

最終更新: 2013-05-19 20:10:02