Inkscapeでは、図形やテキストを含め、ドキュメント中に表示されるすべてのものを「オブジェクト」と呼びます。オブジェクトをひとつにまとめたものをオブジェクトグループ、または単にグループと呼びます。
オブジェクトを選択すると、選択状態を示す「選択キュー」が表示されます。選択キューには境界枠と選択マークの2種類があり、いずれかを選択して表示します。境界枠には、見た目どおりの境界を示す仮想境界枠と、SVGに定義するオブジェクト位置での境界を示す幾何学的境界枠の2種類があります。
境界枠 | 選択マーク | |
仮想境界枠 | 幾何学的境界枠 | |
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選択キューに何を使用するかは、「ファイル(F) > Inkscapeの設定(K)」 (Shift+Ctrl+P) の「選択ツール」の項で選択します。
境界枠を仮想境界枠とするか、幾何学的境界枠とするかは、「ツール」の項で設定します。ただし表示に使用する境界枠を幾何学的境界枠に設定しても、配置やビットマップへのエクスポートのときには自動的に仮想境界枠が使われます。