LaTeXはLeslie Lamport氏によって開発されたテキストベースの組版システムで、LPPLライセンス (The LaTeX Project Public License) のもとに提供されているフリーソフトです。
多くの派生版がありますが、日本語対応したWindows用のものは角藤氏が公開しているW32TeX (http://w32tex.org/index-ja.html) のページから、関連するパッケージを含めてまとめて入手できます。PSTrickマクロのエクスポートやエクステンションのLaTeX数式を使うには、フルインストールする必要があります。
W32TeXを簡単にインストールするためのインストーラはいろいろな人が作成していますが、ここでは阿部紀行氏によって公開されている「TeXインストーラ3」を使う方法を説明します。
-
TeXインストーラ3のページ (http://www.math.sci.hokudai.ac.jp/~abenori/soft/abtexinst.html) より最新版をダウンロードして、どこか適当な場所に解凍します。インストール終了後は削除して良いので、どこに置いてもかまいません。
-
abstexinst.exe を実行し、「次へ」をクリックします。
-
インストールの設定画面が表示されるので必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。特に理由がなければ、表示された設定のまま進んでかまいません。
-
dviout、GhostScript、GSViewのダウンロード先選択画面が表示されるので、必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。特に理由がなけれ表示された設定のまま進んでかまいません。
-
その他のソフトのインストール設定画面が表示されるので、必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。特に理由がなけれ表示された設定のまま進んでかまいません。
-
ファイル情報を取得するので、しばらく待ちます。
-
インストールファイルの選択画面が出るので、W32TeXはすべてチェックします。それ以外のパッケージは、インストール済みだったりして必要なければチェックをはずしてかまいません。インストールするファイルを選択し終わったら、「次へ」をクリックします。
-
その他のソフトウェアの設定画面が再び表示されるので、「次へ」をクリックします。
-
ダウンロードが始まるので、終わるまでしばらく待ちます。フルインストールするとダウンロードファイルサイズの合計が約500MBになるため、通信回線の条件次第でかなり時間がかかることもあります。
-
ダウンロードが完了するとインストールが始まるので、終わるまでさらにしばらく待ちます。
-
GhostScript、GSView、dvioutにチェックした場合にはそれぞれのインストーラが起動されるので、インストーラの指示に従ってインストールを進めます。インストールが完了すると、インストール結果を示す画面が表示されるので「完了」をクリックしてインストーラを終了します。
- システムを再起動します。