GhostScript (http://www.ghostscript.com/) はArtifex Software Inc. により開発されたオープンソースなPostScript/PDF表示プログラムです。GPL版と、商用ライセンスの2本立てで公開されています。商用ライセンスは有償ですがサポートが受けられ、商用パッケージにも利用することが可能です。GPL版はフリーで利用できる代わりにサポートがなく、GPLライセンスの条件のもとでのみ利用可能です。ユーザとして利用する場合には、用途が業務であってもGPL版を利用して差し支えありません。
GPL版は日本語版が堀田さんのページ (http://www.khotta.org/ghost/index.html) にて公開されています。
次の手順でインストールします。
- 日本語版GhostScriptのページをブラウザで開きます。
-
Section 1 にあるリンクからGhostScriptをダウンロードします。ダウンロードサーバがいくつかありますが、いずれもダウンロードできるファイルは同じものです。2013年4月現在の最新版は9.07です。
- ダウンロードしたファイルを実行し、「Next」をクリックします。
- ライセンス条項が表示されるので、「I Agree」をクリックします。
- インストール場所を聞かれるので、必要なら「Destination Folder」を変更します。特別な理由がなければ、そのまま「Install」を押すとインストールが始まります。
- インストールが終了したら、「Finish」をクリックしてインストールを完了します。
-
インストールしただけではpathが設定されていないので、環境変数PATHにインストールしたフォルダの下のbinフォルダおよびlibフォルダへのpathを追加します。Windows7に32bit版をインストール場所を変更せずにインストールした場合に追加するのは、次のpathです。
- C:\Program Files (x86)\gs\gs9.07\bin
- C:\Program Files (x86)\gs\gs9.07\lib
pathにプログラムバージョンが含まれているため、GhostScriptをアップデートするたびに環境変数を手動で更新する必要があります。これを回避するには、インストール時にDestination Pathを変更してバージョン番号を含まないようにします。