feBlendフィルタプリミティブによるエフェクトを施します。feBlendは、重なったふたつのオブジェクトの色、またはオブジェクトとその背景の色をブレンドします。
エフェクトのパラメータ
モード
どのモードでブレンドするのかを指定します。モードには、次の5種類があります。
- 標準
- 乗算
- スクリーン
- 比較(暗)
- 比較(明)
「標準」が指定されると、フィルタがないときと同じように表示します。XML上の記述からも、実際にエフェクトが除去されます。
- 標準
- フィルタがないときと同様、オブジェクトを順に重ねて表示します。
- 乗算
- 半透明に色のついたオブジェクトを重ねたときのように、重なった部分の色が濃くなるよう表示します
- スクリーン
- スクリーンに光を当てて重ねたときのように、重なった部分の色が明るくなるよう表示します。
- 比較(暗)
- 重なった部分のうち、もっとも暗い色(明度の低い色)を採用して表示します。
- 比較(明)
- 重なった部分のうち、もっとも明るい色(明度の高い色)を採用して表示します。
なお、48.2にはフィルタを新規作成してモードを標準から変更しても、効果が適用されない不具合があります。新規作成時に「blend」という属性を作成しますが、モード変更時にこの値を変更せず、代わりに同じ意味を持つ「mode」という属性に値を追加しているためです。モード変更時にはmodeの値が変更されますが、表示時にはblendの値が優先して使われるため、正しく表示できません。
XMLエディタでblend属性を削除すると、正常に動作するようになります。
0.48.4でも同じ不具合が存在しますが、2013年11月8日時点で最新版のナイトリービルドでは修正されています。