フィルタ

フィルタとは

フィルタとは、SVGが仕様として持つフィルタエフェクトの機能を使って、もとのオブジェクトを変更することなく表示を変更する機能です。ガウスぼかしなども、このフィルタの一種です。

InkscapeにはSVGのフィルタエフェクトを組み合わせて作成された100種類以上のフィルタが用意されています。数が多いため、メニューでは次のようなカテゴリごとに分類されています。

カテゴリ説明
ABC もっとも汎用的に使える基本的なフィルタを集めたカテゴリ。
イメージエフェクト ビットマップイメージを加工するフィルタ。
イメージエフェクト・透過 ビットマップイメージを加工して、透過画像を作成するフィルタ。
オーバーレイ 模様入りの透明シートを重ねたような加工をするフィルタ。
テクスチャ 色々な素材のテクスチャを模倣するフィルタ。
はみ出し オブジェクトの外側にエフェクトを追加するフィルタ。
バンプ 凹凸をつけたような加工をするフィルタ。
ベベル 立体的な枠をつけるフィルタ。
ぼかし さまざまなタイプのぼかしを加えるフィルタ。
マテリアル 素材の質感を模倣したフィルタ。
モフォロジー 形状を変化させるフィルタ。
リッジ リッジ加工(盛り上がりをつける加工)して枠を作成するフィルタ。
光と影 さまざまなタイプの陰影をつけるフィルタ。
散乱 点描やちぎり絵のような画像に加工するフィルタ。
ビットマップの色を操作するフィルタ。
透明化ユーティリティ 透明化したイメージを作成するフィルタ。
非現実的3Dシェーダ 3D風の陰影をつけるフィルタ。
変形 オブジェクトの形状を変化させるフィルタ。

フィルタとエクステンションの違い

フィルタとエクステンションは、いずれもオブジェクトを加工するという意味ではよく似た機能です。しかし、フィルタはSVGの規格として定義されている機能を使ったエフェクトであり、もとのオブジェクト自体は変化させずに表示画像のみ変化させる点が異なります。

フィルタはもとのオブジェクトを維持するため、フィルタのかけられたオブジェクトを表示するたびに画像処理を行います。このため表示の負荷が高く、フィルタの数やマシン性能によっては表示が重くなる場合があります。そうした場合には表示モードで「フィルタなし」を選択すると、表示を軽くできます。表示モードは、「表示(V) → 表示モード」で選択できます。

フィルタの使い方

フィルタを適用するには、まずオブジェクトまたはグループを選択し、メニューのフィルタの中から適用したいフィルタを選択します。フィルタの中にはパラメータ入力のためのダイアログが表示されるものもあります。

フィルタを除去するには、フィルタをはずしたいオブジェクトを選択してからメニューから「フィルタ(S) > フィルタを除去」を実行します。

使いたいフィルタがメニューにない場合

Inkscapeで用意しているフィルタの中に欲しいフィルタがない場合、フィルタエディタを使って自分の好きなように新しいフィルタを作成することができます。

フィルタエディタの詳細については別項を参照してください。

最終更新: 2013-11-20 17:48:39