このエフェクトは、Lシステムによる図形を描画します。Lシステムとは、植物の成長プロセスを初めとした様々な自然物の構造を記述・表現できるアルゴリズムで、フラクタル図形を描画したりする目的でも使用できます。
エフェクトを選択すると、次のダイアログが表示されます。
次数に大きな数字を指定すると、処理に時間がかかってフリーズしたようになることがあります。1違うだけでも等比級数的に処理時間が変わりますので、様子を見ながら慎重に値を指定してください。
Lシステムにおいて公理とルールの記述に使用できる記号は、次のものです。
記号 | 動作 |
---|---|
A, B, C, D, E, F | 線を描いて移動 |
G, H, I, J, K, L | 線を描かずに移動 |
+ | 右へ移動 |
– | 左へ移動 |
| | 180°方向転換 |
[ | 位置を記憶 |
] | 最後に記憶した位置へ戻る |
Lシステムを使うと、次のような図形を描くことができます (画像は適宜縮小してあります)。
- 枝
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設定項目 設定値 公理 ++F ルール F=FF-[-F+F+F]+[+F-F-F] 次数 3 ステップの長さ 25.0 ステップをランダム化 0.0 左角度 16.0 右角度 16.0 角度をランダム化 0.0 - コッホ曲線 (1)
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設定項目 設定値 公理 F++F++F ルール F=F-F++F-F 次数 4 ステップの長さ 3.0 ステップをランダム化 0.0 左角度 60.0 右角度 60.0 角度をランダム化 0.0 - コッホ曲線 (2)
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設定項目 設定値 公理 F ルール F=F+F-F-F+F 次数 4 ステップの長さ 3.0 ステップをランダム化 0.0 左角度 90.0 右角度 90.0 角度をランダム化 0.0 - ペンローズタイル
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設定項目 設定値 公理 [N]++[N]++[N]++[N]++[N] ルール M=OA++pA—-NA[-OA—-MA]++; N=+OA–PA[—MA–NA]+;O=-MA++NA[+++OA++PA]-; P=–OA++++MA[+PA++++NA]–NA; A= 次数 4 ステップの長さ 12.0 ステップをランダム化 0.0 左角度 36.0 右角度 36.0 角度をランダム化 0.0 - ドラゴン曲線
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設定項目 設定値 公理 FX ルール X=X+YF+;Y=-FX-Y 次数 11 ステップの長さ 5.0 ステップをランダム化 0.0 左角度 90.0 右角度 90.0 角度をランダム化 0.0 - シェルピンスキーの三角形
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設定項目 設定値 公理 A ルール A=B-A-B;B=A+B+A 次数 7 ステップの長さ 2.0 ステップをランダム化 0.0 左角度 60.0 右角度 60.0 角度をランダム化 0.0