パス上にテキストを配置

テキストはパスの上に載せて、パスに添ったラインにすることができます。

テキストとパスを選択し、パス上に載せる(メニューから 「パス → テキストをパス上に」、または Ctrl-W)とテキストとパスがリンクされ、次のようにパスに沿ったテキストとなります。

渦巻 手書きパス

矩形以外のシェイプは、パスに変換しなくてもテキストを載せることができます(矩形以外のシェイプはすべてInkscapeの内部的にはパスとして管理されているため)。矩形だけはパスに変換しないとテキストを沿わせることができません。

テキストとパスはリンクされているだけで、別々のオブジェクトのままです。ですから、テキストはテキストとして編集したりAlt+矢印キーを使って文字位置を変更することが可能で、テキストとパスはそれぞれ別々に移動したりサイズ変更することができます。ただしテキストはパスにリンクされているので、パスの形状を変更すると、同時にテキストの形状も変更されます。

パスから移動 パスを変形

テキストをパスから離れた場所に移動したとき、そのテキストがリンクされているパスを選択するには Shift+D を使います。リンクされたテキストを複製(Ctrl+D)すると、同じパスにリンクされたテキストが複製されます。パスを変形すると、複製されたテキストも連動して変形します。

パスにリンクされたテキストを削除するには、リンクされたテキストを選択し、メニューから「パス →パスからテキストを削除」を選択します。パスを削除すると、リンクされたテキストは通常のテキストとなります。

円のように閉じたパスにテキストを沿わせると、テキストは外側に表示されます。内側に表示させるには、 水平に反転、または 垂直に反転を使います。

元のテキスト 水平に反転 垂直に反転

開いたパスの場合には、パスを選択して 向きを逆に (メニューから「パス → 向きを逆に」)すると、反対側の端からテキストが開始されます。

元のテキスト 向きを逆に 垂直に反転
最終更新: 2013-03-01 08:00:53