ドキュメント中のスペルチェックをするには、メニューから「テキスト(T) > スペルチェック(G)」 (Ctrl+Alt+K) を実行します。
スペルチェックを実行すると、スペルチェッカが起動してドキュメント中のすべてのテキストを対象にスペルをチェックします。初期状態ではen_USの辞書が有効になっています。
スペルチェックダイアログの各ボタンの動作は次のとおり。
受け入れ | 提案された修正候補の中から選択した単語で置換。 |
一旦無視 | 置換しないが、その後同じ単語が見つかった場合に再び修正候補を表示。 |
無視 | 置換せず、二度と同じ単語に修正候補を出さない。 |
辞書へ追加 | 置換せず、その単語を辞書に追加して今後のスペルチェック時に候補を出さない。 |
停止 | スペルチェックを中断。 |
開始 | スペルチェックを開始。 |
スペルチェッカにはGNU aspellが使われており、ユーザ辞書はInkscapeをインストールしたフォルダにen.pwsという名前のテキストファイルで作成されます。このファイルをテキストエディタで編集すれば、ユーザ辞書の登録単語を追加/変更/削除できます。
スペルチェックする言語は、Inkscapeの設定 (Shift+Ctrl+P) の「スペルチェック」の項で最大3個まで設定できます。
ここの候補にない言語を追加したい場合には、GNU公式サイトの「Available Aspell Dictionaries」のページから追加したい辞書をダウンロードし、Inkscapeをインストールしたフォルダの中にあるlib\aspell-0.60の下に展開します。