オブジェクトを選択して「パス(P) > ダイナミックオフセット(Y)」 (Ctrl+J) を使うと、オフセットハンドルが表示されます。
オフセットハンドルを内側にドラッグするとインセット、外側にドラッグするとアウトセットが作成されます。
ダイナミックオフセットで作成したインセット/アウトセットは、インセットやアウトセットを直接実行したときとは作成されるパスの形状が次のように異なります。
もとの画像 | ダイナミックオフセット(アウトセット) | アウトセット |
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インセット/アウトセットを直接実行したときには可能な限りもとの形状を維持してオフセットを変化させるのに対し、ダイナミックオフセットではもとのパスからの距離が完全に均一になるようオフセットを変化させるという動作の違いがあるためです。特にアウトセットの場合に違いがはっきりしていて、ダイナミックオフセットで作成したアウトセットは丸みを帯びた形状となります。
ダイナミックオフセットで編集したオブジェクトをパスとして編集するには、パスに変換 (Shift+Ctrl+C) する必要があります。一度パスに変換したオブジェクトは、もとに戻すことはできません。
また、一度ダイナミックオフセットとして編集すると、もとのオブジェクトを編集することはできません。ダイナミックにオフセットを変更しつつもとのオブジェクトも編集したい場合には、リンクオフセットを使います。