「トレース」タブでは、タイリング時に下にあるオブジェクトをクローンでトレースするための設定を行います。
トレースの対称とできるのは、ビットマップを含むすべてのオブジェクトです。この機能を使用するためには、「トレース」タブで「タイルの下側の秒がをトレースする」にチェックしておく必要があります。
また、クローンに色を適用するためには、タイルクローンの親となるオブジェクトのフィルまたはストロークを 「塗りをアンセット」 に指定しておく必要があります。親オブジェクトの塗りをアンセットしてあっても、色指定で指定したA(不透明度)は有効です。
例として、次のビットマップ画像の上に正方形をタイリングしてみます。
トレースの指定項目は3つあります。「描画から抽出するもの」は、下の画像の何を抽出してクローンに反映させるかという「入力」を指定します。
「抽出値の補正」には、入力値をどのように加工してクローンに適用するかを指定します。「ガンマ補正」には、ガンマ補正のためのガンマ値を指定します。ガンマ値は、0より大きい値のとき中間値の補正を増大方向にシフト、0より小さい値のとき中間値の補正を減少方向へシフトします。「ランダム化」に0より大きい値を指定すると、描画から抽出した入力値にランダム性を加えます。「反転」をチェックすると、入力値を反転させます。
「抽出値の適用対象」には、クローンのどの属性として入力値を反映させるかを指定します。「存在」、「色」、「サイズ」、「不透明度」の中から選択し、複数選択することができます。
- 色 → 色
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描画から抽出するもの 色 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 0% 抽出値の適用対称 色 - 色 → 色 (親オブジェクトのA=160)
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描画から抽出するもの 色 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 0% 抽出値の適用対称 色 - 彩度 → 色+サイズ
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描画から抽出するもの 彩度 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 0% 抽出値の適用対称 色、サイズ - 色 → 色+存在
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描画から抽出するもの 色 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 0% 抽出値の適用対称 色、存在 - 色 → 色+不透明度
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描画から抽出するもの 色 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 0% 抽出値の適用対称 色、不透明度 - 色 → 色+サイズ
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描画から抽出するもの 色 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 0% 抽出値の適用対称 色、サイズ - 色+ランダム → 色
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描画から抽出するもの 色 抽出値の補正 ガンマ補正: 0、ランダム化: 10% 抽出値の適用対称 色