マスクとは
あるオブジェクトの一部を別のオブジェクトのフィルをかぶせて切り抜くことを、「マスク」と言います。マスクに使うオブジェクトを、「マスクパス」と呼びます。シェイプやテキストやパスなど、すべてのオブジェクトはマスクパスとして使うことができます。
マスクはクリップと似ていますが、マスクパスのフィルの色と不透明度がマスクの結果に次のように影響するところが違います。
- 色が明るい(白に近い)ほどマスクの透明度が高く、暗い(黒に近い)ほど不透明度が高い
- マスクパスのフィルの不透明度が高いほどマスクの不透明度が高い
- マスクパスのマスター不透明度はマスクの不透明度に影響しない
オブジェクトをマスクするには、マスクしたいオブジェクトの前面にマスクパスを配置し、両方のオブジェクトを選択した状態でメニューから 「オブジェクト → マスク → 設定」 を選択します。マスク対象とするオブジェクトは複数指定することが可能です。いくつのオブジェクトを選択した場合でも、一番上のオブジェクトがマスクパスとして使われます。
マスクされたオブジェクトを選択すると、ステータスバーに次のように「masked」と表示されます。
マスクされたオブジェクトを元の別々のオブジェクトに戻すには、マスクを選択してメニューから 「オブジェクト → マスク →解除」 を実行します。
マスクの使用例
淡色でマスク | マスク結果 |
濃色でマスク | マスク結果 |
グラデーションでマスク | マスク結果 |
ぼかしでマスク | マスク結果 |