ダイアログの3番目のタブでストロークのスタイルを変更できます。
「幅」を変更すると、ストロークの幅(太さ)が変更できます。
「結合」では、角をどのように描画するかを次のいずれかを選択して指定します。
角結合 | 丸結合 | 斜結合 |
角結合を選択したときには、「角結合の限界」を指定します。ここでは鋭角になって角が長くなったとき、太さの何倍の長さまで角として表示するかを指定します。限界を越えた長さとなったときには、斜結合として表示されます。
「端」では線の端をどのように描画するかを次のいずれかを選択して指定します。
角 | 丸 | 四角 |
「点線」では線の種類を指定します。点線の右側の数字では、点線パターンの開始位置を指定します。数値を調整することにより、たとえば次のように点線の位置を調整することができます。
0.00 | 0.50 | 1.00 |
ストロークには、始点、中間、終点にそれぞれマーカーを指定できます。中間マーカーを指定すると、始点/終点以外のすべてのノードにマーカーがつきます。マーカーを使うと、たとえば次のような線が作れます。
- 始点マーカーに「DistanceIn」、終点マーカーに「DistanceOut」を指定。
- 中間マーカーに「Scissors」を指定。
ただし、ストロークの線を変更してもマーカーの色は変わりません。マーカーの色をストロークの色に合わせるには、「エクステンション(N) > パスの変形 > マーカーの色をストロークに合わせる」を使用します。
また、ストロークの太さを変更するとマーカーのサイズも自動的に変更され、ダイアログからはサイズを変更することができません。ストロークのサイズを変更するには、XMLエディタからSVGを直接変更する必要があります。XMLエディタを使ったマーカーのサイズ変更方法は「マーカーのサイズを変更する」の項を参照してください。
選択ツールのコントロールバーの次のアイコンで、図形をサイズ変更したり変形したりしたときにフィルやストロークをどうするかを指定できます。
オブジェクトの拡大縮小時に、ストローク幅も同じ比率で拡大縮小 | |
矩形の拡大縮小時に、丸められた角の半径も拡大縮小 | |
オブジェクトの変形に従って(フィルまたはストロークの)グラデーションを変形 | |
オブジェクトの変形に従って(フィルまたはストロークの)パターンを変形 |