Adobe PDF、PostScript、EPSをインポートすると、次のダイアログが表示されます。PostScriptとEPSはInkscapeで内部的にPDFに変換してからインポートされるため、共通の設定ダイアログが使われています。
「選択ページ」には、PDFからインポートするページ番号を指定します。
「クリップ先」にチェックをすると、クリップ先を次の中から選択して指定できます。
- メディアボックス
- クロップボックス
- トリムボックス
- ブリードボックス
- アートボックス
Adobe PDF Reference Archivesの「PDF Reference, Sixth Edition, version 1.7」によると、各ボックスは次の図に示す境界のことです。
「近似グラデーションメッシュの精度」には、グラデーションメッシュを近似する際の精度を1~246の値で指定します。数字が大きいほど精度が高くなりますが、PCの負荷も高くなり、場合によってはインポートに非常に時間がかかることになるので注意してください。
「テキストの扱い」は、今のところ「テキストをテキストとしてインポート」以外に選択肢がありません。
「名前が最も近いインストールフォントでPDFフォントを置き換える」にチェックすると、文書中にインストールされていないフォントが使われていた場合に、名前が最も近いフォントで置き換えます。
「画像を埋め込む」にチェックすると、ビットマップ画像をドキュメントに埋め込みます。