Inkscapeの設定は、メニューバーから「ファイル(F) > Inkscapeの設定(K)」を選択するか、Ctrl+Shift+Pを押すことで設定ウィンドウが開けます。
マウス
- 選択の感度
-
マウス選択の感度を設定します。
初期値:8ピクセル
- クリックとドラッグの区別
-
マウスのボタンを押した状態でどれだけ移動したらドラッグと判断するかを設定します。
初期値:4ピクセル
スクロール
- マウスホイールによるスクロール
-
マウスホイールを1クリック分回したときにどれだけスクロールするかを指定します。ホイールが無段階のタイプのマウスを使っている場合には、意味を持ちません。
初期値:40ピクセル
- Ctrl+矢印キー
-
Ctrl+矢印キーを使ったときのスクロール量と加速度を指定します。初期値は次の値です。
- スクロール量 10
- 加速度 0.3500
- 自動スクロール
-
画面外にマウスを移動しようとしたとき、画面端にどれだけ近付いたら画面外への移動と判断するか、およびスクロールの速度を指定します。初期値は次の値です。
- 速度 0.7000
- しきい値 -10
変化の間隔
- 矢印キーでの移動量
-
矢印キーでの移動量を指定します。
初期値:2.000
- >, <キーでの拡大/縮小量
-
>, <キーでの拡大/縮小量を指定します。
初期値:2.000
- インセット/アウトセット量
-
インセット/アウトセットを実行したとき、操作1回あたりどれだけの量をインセット/アウトセットするかを指定します。
初期値:2.000
- 方位コンパスのような角度表示
-
初期値:チェックなし
- 回転のスナップ単位
-
Ctrlキーを押しながら回転したときにスナップする角度を指定します。
初期値:15
- ズームイン/アウト量
-
ズームインやズームアウト操作時に、操作1回あたりどれだけズームイン/アウトするかを指定します。
初期値:141
ツール > 選択ツール
- 選択キューを表示
-
チェックすると、オブジェクトを選択したとき、そのオブジェクトが選択中であることを示す選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- 移動/選択時の表示方法
-
オブジェクトを移動中、選択中のときにどのように表示するかを次の中から選択します。
- オブジェクトを表示 [初期値]
- 外枠のみを表示
- それぞれのオブジェクトの選択キュー
-
選択キューの形状を次の中から選択します。
- なし
- マーク
- 境界枠 [初期値]
- 拡大縮小のデフォルト基準
-
「変形」ダイアログでサイズ変更するときに、サイズの割合を算出するときの基準をどこにするかを、次の中から選択します。
- 境界枠の反対側のエッジ [初期値]
- 最も遠い反対側のノード
ツール > ノード
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- グラデーション編集を有効にする
-
このオプションにチェックすると、グラデーションツールで選択したときと同じようにグラデーションコントロールを表示します。
初期値:チェックなし
ツール > ズーム
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- グラデーション編集を有効にする
-
このオプションにチェックすると、グラデーションツールで選択したときと同じようにグラデーションコントロールを表示します。
初期値:チェックなし
ツール > シェイプ
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- グラデーション編集を有効にする
-
このオプションにチェックすると、グラデーションツールで選択したときと同じようにグラデーションコントロールを表示します。
初期値:チェックなし
ツール > シェイプ > 矩形
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル [初期値]
- このツール独自のスタイル
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > シェイプ > 円/弧
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル [初期値]
- このツール独自のスタイル
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > シェイプ > 星形
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル [初期値]
- このツール独自のスタイル
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > シェイプ > 螺旋
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル [初期値]
- このツール独自のスタイル
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > 鉛筆(フリーハンド)
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- 許容値
- 4.00
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル
- このツール独自のスタイル [初期値]
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > ペン(パス)
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- 許容値
- 4.00
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル
- このツール独自のスタイル [初期値]
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > カリグラフィ
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル [初期値]
- このツール独自のスタイル
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
- 幅は絶対単位
-
このオプションにチェックすると、ペン幅が表示倍率に関係なく絶対単位 (ピクセル)になります。指定しないと、ペン幅が表示倍率に依存して決定されるので、どのズームで描いても画面表示上では同じ幅に見えます。
初期値:チェックなし
- 選択を維持
-
このオプションにチェックすると、このツールで作成されたそれぞれのオブジェクトは、そのオブジェクト作成の終了後も選択が維持されます。
初期値:チェックあり
ツール > テキスト
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- グラデーション編集を有効にする
-
このオプションにチェックすると、グラデーションツールで選択したときと同じようにグラデーションコントロールを表示します。
初期値:チェックなし
- 新規オブジェクトのスタイル
-
新規オブジェクトのスタイルとして何を使うかを指定します。
- 最後に使用したスタイル
- このツール独自のスタイル [初期値]
オブジェクトを選択して「選択オブジェクトから取り込み」ボタンをクリックすると、このツール独自のスタイルを選択したオブジェクトから取り込みます。
ツール > グラデーション
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
ツール > コネクタ
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- テキストオブジェクトにはコネクタを接続しない
-
このオプションにチェックすると、テキストにはコネクタを接続しません。
初期値:チェックあり
ツール > スポイト
- 選択キューを表示
-
このオプションにチェックすると、選択ツールで選択したときと同じように選択キューを表示します。
初期値:チェックあり
- グラデーション編集を有効にする
-
このオプションにチェックすると、グラデーションツールで選択したときと同じようにグラデーションコントロールを表示します。
初期値:チェックなし
ウィンドウ
- ウィンドウの位置とサイズを保存
-
このオプションにチェックすると、ウィンドウの位置とサイズをドキュメントごとに保存します。ただしInkscapeSVG形式で保存したときにのみ有効です。
初期値:チェックあり
- ウィンドウのサイズが変更されたらズーム
-
このオプションにチェックすると、ウィンドウのサイズが変更されたとき、同様の表示領域を維持するようにズームを変更します(これはデフォルト動作の設定であり、どのウィンドウでも右側のスクロールバーの上のボタンで変更できます)。
初期値:チェックなし
- ダイアログに閉じるボタンを表示
-
このオプションにチェックすると、ダイアログウィンドウに「閉じる」ボタンを配置します。オプション値を変更したときは、変更を有効にするにはInkscapeの再起動が必要です。
初期値:チェックなし
- ダイアログの最前面表示 … ダイアログを最前面に表示
-
このオプションにチェックすると、ドキュメントウィンドウの最前面にダイアログを表示します。ただし、現段階ではまだ試験中の機能です。
初期値:チェックなし
クローン
- オリジナルを移動したときのクローン、リンクオフセット
-
オリジナルのオブジェクトを移動したとき、クローンをどうするかを次の中から選択します。
- 並行移動
- 動かずに静止 [初期値]
- transformに従って移動
- オリジナルが削除されたときのそのクローン
-
オリジナルのオブジェクトを削除したとき、そのクローンをどうするかを次の中から選択します。
- リンクを解除する [初期値]
- 削除する
変形
- ストローク幅を拡大縮小
-
このオプションにチェックすると、オブジェクトのサイズ変更時にストローク幅も同じ比率で拡大縮小します。
初期値:チェックあり
- 矩形の丸められた角を拡大縮小
-
このオプションにチェックすると、オブジェクトのサイズ変更時に丸められた角の半径も同じ比率で拡大縮小します。
初期値:チェックあり
- グラデーションを変形
-
このオプションにチェックすると、オブジェクトの変形に従ってフィルまたはストロークのグラデーションを変形します。
初期値:チェックあり
- パターンを変形
-
このオプションにチェックすると、オブジェクトの変形に従ってフィルまたはストロークのパターンを変形します。
初期値:チェックあり
- オブジェクトの移動/変形の記録
-
オブジェクトの移動/変形を適用するとき、可能であればtransform属性を追加せずに移動/変形するか(最適化)、常にオブジェクトのtransform属性によって移動/変形を記録するか(保護)を指定します。
- 最適化 [初期値]
- 保護
フィルタ
- ガウシアンぼかしの表示品質
-
ぼかしの表示品質を、次の中から選択します。表示品質が高いほどマシン負荷も高くなります。
- 最高品質(最も低速)
- 高品質(低速)
- 通常品質 [初期値]
- 低品質(高速)
- 最低品質(最も高速)
選択
- Ctrl+A, Tab, Shift+Tab
-
ショートカットキーを使ってオブジェクトを選択するとき選択対象とするオブジェクトを、次の中から選択します。
- 全レイヤーのすべてのオブジェクトを選択
- 現在のレイヤーとオブジェクトのみ選択 [初期値]
- 現在レイヤーとサブレイヤーのオブジェクトを選択
- 非表示のオブジェクトを選択しない
-
このオプションをチェックすると、隠されたオブジェクト(自分自身が隠されている、あるいは隠されているグループまたはレイヤーに属するもの) を選択しません。チェックをはずすと、隠されたオブジェクトも選択できるようになります。
初期値:チェックあり
- ロックされたオブジェクトを選択しない
-
このオプションにチェックすると、ロックされたオブジェクト(自分自身がロックされている、あるいはロックされているグループまたはレイヤーに属するもの) を選択しません。チェックをはずすと、ロックされたオブジェクトも選択できるようになります。
初期値:チェックあり
- レイヤーが変更されたら選択解除
-
このオプションにチェックすると、現在レイヤーが変更されると現在のオブジェクト選択を解除します。チェックをはずすと、レイヤーを変更してもオブジェクト選択が維持されるようになります。
初期値:チェックあり
その他
- エクスポートのデフォルト解像度
-
ビットマップにエクスポートするときのデフォルトの解像度 (インチあたりのドット数)
初期値:90 dpi
- <image>要素としてビットマップをインポート
-
このオプションにチェックすると、インポートされたビットマップは<image>要素を作成します(外部ファイルへのリンクとなります)。チェックしないと、ビットマップで塗られた矩形となります(ビットマップをファイル内に取り込みます)。
初期値:チェックあり
- Add label comments to printing output
-
このオプションにチェックすると、プリンタ印刷時にラベルをつけて印刷します。
初期値:チェックなし
- 最近開いたファイルの最大数
-
ファイルメニューの「最近開いたファイル」 のリストとして表示するファイルの最大数を指定します。
初期値:36
- パスの簡略化のしきい値
-
パスの簡略化を行うとき、どれだけ強く働くかを指定します。このコマンドは素早く複数回実行されると徐々に強く働きます。休止をおいて再び実行されると、デフォルトのしきい値が復活します。
初期値:0.0020
- オーバーサンプルビットマップ
-
- なし
- 2×2 [初期値]
- 4×4
- 8×8
- 16×16
- クリップとマスク: 最前面の選択オブジェクトをクリッピングパスまたはマスクとして使用
-
このオプションをチェックすると、最前面の選択オブジェクトをクリッピングパスまたはマスクとして使用します。チェックをはずすと、選択オブジェクトのうち最背面のものを使用します。
初期値:チェックあり
- クリップとマスク: 適用後に、クリッピングパスまたはマスクを削除
-
このオプションをチェックすると、クリッピングパスまたはマスクとして使用されたオブジェクトを図面から削除します。
初期値:チェックあり
- クリップとマスク: 筆圧感知式タブレットやその他のデバイスを使用
-
このオプションをチェックすると、筆圧感知式タブレットやその他のデバイスの機能を使用します。タブレットで問題が発生した場合にのみ、このチェックをはずしてください。オプション変更時には、変更を有効にするためにはInkscapeの再起動が必要です。
初期値:チェックあり