スウォッチのパレットを追加する

パレットの保存場所

Inkscapeのパレットは、次のディレクトリに置かれています。

[Inkscapeをインストールしたフォルダ]\share\palette

このディレクトリにGIMPパレット形式のファイルを追加すれば、スウォッチやカラーパレットで使えるパレットの種類を追加できます。

新規パレットの追加方法

新しくパレットを作りたい場合、次の2種類の方法があります。

  • ファイル名を指定して保存し、GIMPパレット形式としてエクスポート
  • テキストエディタで作成

GIMPパレット形式でエクスポート

InkscapeからGIMPパレット形式で保存すると、そのドキュメント内で使われているすべての色を定義したパレットが作成されます。ただし、パレットに保存される色はフィルやストロークの色として定義されたものに限られます。グラデーションの遷移色や、タイルクローンで色を遷移させた色、ビットマップ画像内で使われている色は、パレットには保存されません。クローンの色は、クローンを解除すれば保存されるようになります。

テキストエディタで作成

テキストエディタでGIMPパレットを作成する場合には、次のようなファイルを作成します。

GIMP Palette
Name: My personal palette
#
  0   0   0 #000000
  0   0 255 #0000FF
  0  26 170 #001AAA
  0  77 170 #004DAA

ファイル内の形式は次のとおりです。

  • 1行目にはファイルの種類を記述します。必ず「GIMP Palette」でなくてはなりません。
  • 2行目の「Name:」には、パレットの名前を記述します。パレット選択一覧には、ここで定義した名前が表示されます。
  • 「#」から行末までは、コメントとして無視されます。
  • 4行目以降は、パレットにする色の一覧を記述します。3または4カラムで、スペース区切りで記述します。区切りスペースは、いくつ入れてもかまいません。
  • 最初の3カラムは、それぞれ順にR、G、Bの値を10進数で記述します。
  • 4カラム目には、その色の名前を記述します。色名は、記述してもしなくてもかまいません。記述されている場合には、パレット上で色の上にマウスカーソルを置いたとき、ツールチップで色名が表示されるようになります。色名が記述されていない場合には、ツールチップにはRGB値が表示されます。

フリー素材をダウンロード

有志がネット上で公開しているものもあります。

使い方や利用条件については、配布サイトを参照してください。

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