Lシステム
2012-05-26
このエフェクトは、Lシステムによる図形を描画します。Lシステムとは、植物の成長プロセスを初めとした様々な自然物の構造を記述・表現できるアルゴリズムで、フラクタル図形を描画したりする目的でも使用できます。
エフェクトを選択すると、次のダイアログが表示されます。
次数に大きな数字を指定すると、処理に時間がかかってフリーズしたようになることがあります。1違うだけでも等比級数的に処理時間が変わりますので、様子を見ながら慎重に値を指定してください。
Lシステムにおいて公理とルールの記述に使用できる記号は、次のものです。
記号 | 動作 |
---|
A, B, C, D, E, F | 線を描いて移動 |
G, H, I, J, K, L | 線を描かずに移動 |
+ | 右へ移動 |
– | 左へ移動 |
| | 180°方向転換 |
[ | 位置を記憶 |
] | 最後に記憶した位置へ戻る |
Lシステムを使うと、次のような図形を描くことができます (画像は適宜縮小してあります)。
枝
設定項目 | 設定値 |
---|
公理 | ++F |
ルール | F=FF-[-F+F+F]+[+F-F-F] |
次数 | 3 |
ステップの長さ | 25.0 |
ステップをランダム化 | 0.0 |
左角度 | 16.0 |
右角度 | 16.0 |
角度をランダム化 | 0.0 |
コッホ曲線 (1)
設定項目 | 設定値 |
---|
公理 | F++F++F |
ルール | F=F-F++F-F |
次数 | 4 |
ステップの長さ | 3.0 |
ステップをランダム化 | 0.0 |
左角度 | 60.0 |
右角度 | 60.0 |
角度をランダム化 | 0.0 |
コッホ曲線 (2)
設定項目 | 設定値 |
---|
公理 | F |
ルール | F=F+F-F-F+F |
次数 | 4 |
ステップの長さ | 3.0 |
ステップをランダム化 | 0.0 |
左角度 | 90.0 |
右角度 | 90.0 |
角度をランダム化 | 0.0 |
ペンローズタイル
設定項目 | 設定値 |
---|
公理 | [N]++[N]++[N]++[N]++[N] |
ルール | M=OA++pA—-NA[-OA—-MA]++; N=+OA–PA[—MA–NA]+;O=-MA++NA[+++OA++PA]-; P=–OA++++MA[+PA++++NA]–NA; A= |
次数 | 4 |
ステップの長さ | 12.0 |
ステップをランダム化 | 0.0 |
左角度 | 36.0 |
右角度 | 36.0 |
角度をランダム化 | 0.0 |
ドラゴン曲線
設定項目 | 設定値 |
---|
公理 | FX |
ルール | X=X+YF+;Y=-FX-Y |
次数 | 11 |
ステップの長さ | 5.0 |
ステップをランダム化 | 0.0 |
左角度 | 90.0 |
右角度 | 90.0 |
角度をランダム化 | 0.0 |
シェルピンスキーの三角形<
設定項目 | 設定値 |
---|
公理 | A |
ルール | A=B-A-B;B=A+B+A |
次数 | 7 |
ステップの長さ | 2.0 |
ステップをランダム化 | 0.0 |
左角度 | 60.0 |
右角度 | 60.0 |
角度をランダム化 | 0.0 |