スケッチ

オリジナルパスから、スケッチ画の線のように線を重ねた画像を作成します。シェイプはエフェクト実行前にパスに変換しておく必要があります。パスのグループに対しても使用可能です。

オリジナルパススケッチ
 lpe-sketch-origlpe-sketch-result

このエフェクトを適用すると、次の2種類の線を描きます。

  • ストローク
  • コンストラクションライン

ストロークはオリジナルパスに沿って描かれる線で、コンストラクションラインはオリジナルパスの接線として描かれる線です。上記のスケッチをストロークとコンストラクションラインに分解すると、次のようになります。

ストロークコンストラクションライン
lpe-sketch-strokes-onlylpe-sketch-construction-lines-only

このエフェクトには、次の設定項目があります。前半がストローク、後半がコンストラクションラインについての設定です。

lpe-dialog-sketch

「ストローク」には、隣接ストロークの数を0以上の数で指定します。0のときには何も描画されません。隣接ストロークとは、オリジナルパスに沿って同じ区画に隣接させて描画する線です。次の図では、オリジナルパスは赤い点線、ストロークが青い線です。

lpe-sketch-strokes

「最大ストローク長」には、ストロークの最大の長さを指定します。単位はpxです。

「ストローク長変動量」には、ストローク長をランダムにどれだけ変化させるかを0.0~1.0の範囲で最大ストローク長を1として割合で指定します。

「最大オーバーラップ量」には、ストローク同士の重なりの最大長を0.0~1.0の範囲で、最大ストローク長を1として割合で指定します。

lpe-sketch-terms1

「終点の最大許容差」には、ストロークの終端をオリジナルパスの終端からどれだけの差まで許容するのかを、最大ストローク長を1として割合で指定します。

「平均オフセット」には、オリジナルパスからのオフセット値の平均をpx単位で指定します。

「最大振動幅」には、振動させなかった場合のストロークに対して最大どれだけのオフセットまで振動させるかをpx単位で指定します。振動とは、振動のないノーマルな状態のストロークからノードを指定幅内で移動させることです。

次の図は、振動させなかった場合のストロークが緑の点線、最大振動幅5で振動の頻度を10としたときのストロークが青い線です。

lpe-sketch-tremble

「振動の頻度」には、1本のストローク中に平均何回振動させるかを指定します。

「コンストラクションライン」には、コンストラクションラインの総数を指定します。

「配置のランダム性」には、配置をどの程度ランダムにするかを、0のとき均等、1のとき完全にランダムとして、0~1の値で指定します。

「拡大縮小」には、コンストラクションラインを拡大/縮小するための係数を指定します。値が小さければ縮小、大きければ拡大します。ただし、最大長を超えることはありません。

「最大長」には、コンストラクションラインの最大長を指定します。

「長さの変動量」には、コンストラクションライン長をランダムにどれだけ変化させるかを0.0~1.0の範囲で最大コンストラクションライン長を1として割合で指定します。

タイトルとURLをコピーしました