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外部プログラム

Inkscapeでは、 インポート/エクスポート時に外部プログラムを必要とする機能があります。

機能 依存するプログラム
Adobe Illustrator 8.0 インポート
  • perl (Image::Magick)
Adobe Illustrator 8.0 エクスポート
  • gs
  • PostScript エクスポート
Dia インポート
  • dia
DXF インポート
  • dxf2svg
DXF エクスポート
  • pstoedit
EPS エクスポート
  • gs
EPS インポート
Windows
  • pstoedit
UNIX
  • pstoedit
  • Sketch インポート
GIMP XCF エクスポート
  • gimp
LaTeX formula
  • pstoedit
  • dvips
  • latex
PostScript インポート
Windows
  • pstoedit
UNIX
  • pstoedit
  • Sketch インポート
Sketch インポート
  • skconvert
Windowsメタファイル インポート
  • wmf2svg
XFIG インポート
  • fig2dev
テキスト インポート
  • perl (SVG.pm)
テキストOutline インポート
  • perl (SVG.pm)

InkscapeはもともとUNIX系のOS向けに開発されたアプリケーションのため、 利用する外部プログラムもUNIX上のものが多く、 Windows上では利用できないものがあったり、 利用できても設定に手こずったりします。 この点に関しては、大いに改善の余地のあるところです。

インポートやエクスポートに失敗したときには、 次のファイルに外部ファイルの読み込み失敗のログが残されています。

%APPDATA%\Inkscape\extension-errors.log

「%APPDATA%」は、現在のユーザのアプリケーションデータの格納フォルダのパスです。 OSにより異なりますが、Windows XPでは 「C:\Documents and Settings\ユーザ名\Application Data」 です。

UNIX系のOSでは、$HOME/.inkscape/extension-errors.log にログが記録されます。

各プログラムの配布元は次のとおりです (Windows版が存在しないものもあります)。

プログラム名 パッケージ名/入手先
perl
Perl
ImageMagick (Image::Magick使用時に必要)
gs
GhostScript
dia
GNOME Dia
dxf2svg
dxf2svg
pstoedit
pstoedit
latex
dvips
LaTeX
fig2dev
Transfig
gimp
Gimp
skconvert
Skencil

Windows版ではコマンド名がUNIX上のものとは異なるものを使う場合、 Inkscapeのエクステンション定義ファイルを書き換える必要があります。 また、インストールしただけでは環境変数のPATHが設定されないアプリケーションもあるので、 その場合には手動で追加する必要があります。

前述の外部コマンドをすべて動かすにあたり、 Windows上で行う必要のある変更は次のとおりです。 編集するファイルは、特に記述がない限り C:\Program Files\inkscape\share\extensions の下に置かれているファイルです。

  1. Perlを使う場合、 ActivePerl をダウンロードしてインストールします。 環境変数PATHはインストーラが自動で設定します。 CygwinのPerlでも動作すると思われますが、確認はしていません。

    コマンドプロンプトを開き、次のコマンドを実行します。

    ppm install SVG
    
  2. ImageMagickを使う場合、下記URLの「Binary Releases - Windows」 より、最新版のパッケージをダウンロードしてインストールします。 最新版パッケージは、ImageMagick-X.X.X-X-QX-windows-dll.exe という名前のうちX.X.X-X-QXの数字がもっとも大きいものです。

    http://www.imagemagick.org/

    ダウンロードしたファイルを実行すればインストールできますが、 途中で「Slelect Additinal Tasks」の選択ウィンドウが表示されたときに、 「Install PerlMagick for ActiveState Perl vX.X.X build XXX」 にチェックする必要があります。

  3. GhostScript (gs) を使う場合、 下記URLより最新版のパッケージをダウンロードして解凍します。 解凍した場所がインストール場所となります。

    ftp://t.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ptex-win32/gs/

    gsXXXw32full-gpl.zip というファイル名の中で、 XXXの数字が一番大きいものが最新版です。

    環境変数PATHに、次のパスを追加します(C:\ にインストールした場合)。

    • C:\gs\gs8.57\bin
    • C:\gs\gs8.57\lib
  4. LaTeX (latex, dvips) を使う場合、 下記ファイルをダウンロードしてインストールします。 環境変数PATHはインストーラが自動で設定します。

    ftp://t.ring.gr.jp/pub/text/TeX/ptex-win32/msi/w32tex.msi
  5. pstoeditを使う場合、 次のページからWindows版バイナリをダウンロードしてインストールします。

    http://www.pstoedit.net/pstoedit

    環境変数PATHに、次のパスを追加します(C:\Program Files にインストールした場合)。

    • C:\Program Files\pstoedit
  6. dxf2svgを使う場合、 次のページからソースプログラムを入手してコンパイルしてインストールします。 作者によりCygwinでコンパイルできることが確認されています。

    http://ucsu.colorado.edu/~squiresm/
  7. Transfigを使う場合、Cygwinのものが利用できます。 Cygwinのsetup.exeの「Select Packages」で 「transfig」にチェックしてインストールしてください。

  8. Windowsで使用するためには、定義ファイルの書き換えが必要なものがあります。 次のファイルをダウンロードし、 C:\Program Files\inkscape\share\extensions の下に上書き解凍してください。

    PostScriptとEPSのインポートは、 リリースされた定義ファイルではSkencilを使うように設定されています。 pstoeditでファイル変換すると「文字の囲まれた部分が黒く塗りつぶされる」 不具合を回避するためなのですが、 Skencilは依存するプログラムが多くWindows上で動かすのが大変なので、 EPSのインポートはpstoeditで変換するよう定義ファイルを書き換えています。

    pstoeditのシェアウェア版機能を使えば、不具合なく変換できるようです(未確認)。 シェアウェア版の機能を使う場合には、ps2svg.batの中のpstoeditのオプションを plot-svg から svg に書き換えてください。

    PostScriptのインポートについては、今のところうまく行く方法が見つかっていません。

手動で環境変数PATHに追加するときには、 間違って「;」を2個続けて記述しないよう気をつけてください。 Windows自体は「;;」という記述があっても無視しますが、 Inkscapeは環境変数PATH内に「;;」という記述があると、 それより後ろの定義すべてを無視してしまいます。 環境変数にパスを追加したのにInkscapeが認識しない場合には、 環境変数の値の先頭に追加して再度動作確認してみてください。