3Dのエッジ

選択されたオブジェクトを、3Dの立体画像風にします。

このエクステンションを選択すると、次のダイアログが表示されます。

3Dのエッジダイアログ

指定できるのは単一のパスのみで、シェイプやグループには適用できません。エクステンションを実行すると、次のような画像を作成できます。(記述のないオプションは、上記ダイアログ中にある値のまま実行。)

元の画像3Dのエッジ
 (シェード=2)
 3Dのエッジ
 (シェード=4)
 edge_3d_origedge_3d_result edge_3d_result_shade4

このエクステンションは、内部では次のような手順を実行しています。

  1. パスを元パスに重ね合わせてコピー
  2. コピーしたパスを分割
  3. 分割したパスのフィルに影となる色と光の当たった色を設定し、ぼかしを入れる

作成された画像を分解していくと、次のようになっています。左から順に、重ね合わせたものを移動、クリップを解除、クリップパスを移動。(白いぼかしが見やすいよう、背景色を変えてあります。)

edge_3d_step

エクステンションのパラメータは、このぼかし用のパスの設定が主です。

「シェード」では、ぼかしの色を何段階作成するかを指定します。2以上の整数を指定できます。

「ストローク幅」、「ぼかしの標準偏差」、「ぼかしの幅」、「ぼかしの高さ」では、それぞれぼかし用のパスのストローク幅やぼかし幅を指定します。

エクステンションで自動的に3D風の縁をつけるのに適した形状(円や四角形など)や、適さない形状(星形など、凹凸の多いもの)があるので、用途に応じて利用すると良いでしょう。