選択ツールでオブジェクトをドラッグすると、オブジェクトを移動できます。
このときCtrlキーと合わせて使うことによって移動の方向を限定することができます。
| ドラッグ | オブジェクトを移動 |
| Ctrl+ドラッグ | 縦または横方向へ限定してオブジェクトを移動 |
マウスを使わずキーボード操作で移動することもできます。
| 矢印キー | オブジェクトを移動 |
| Shift+矢印キー | オブジェクトを矢印キーの10倍の幅で移動 |
オブジェクトを複数選択した状態で移動すると、 まとめて移動することができます。
オブジェクトをクリックするとリサイズモードになり、 次のように8方向にハンドルが表示されます。
このハンドルをドラッグすると、オブジェクトのサイズを変更できます。 CtrlキーやShiftキーと共にドラッグすると、サイズ変更の方法を限定することができます。 オブジェクトを複数選択した状態でサイズ変更すると、 選択されたオブジェクトがすべて同じ割合でサイズ変更されます。
| ドラッグ | オブジェクトをサイズ変更 |
| Shift+ドラッグ | オブジェクトの中心位置を保ったままサイズ変更 |
| Ctrl+ドラッグ | オブジェクトの縦横比を保ったままサイズ変更 |
キーボード操作でもサイズ変更できます。
| > | オブジェクトの縦横比を保ったまま拡大 |
| < | オブジェクトの縦横比を保ったまま縮小 |
| Ctrl+> | 元の200%のサイズに拡大 |
| Ctrl+< | 元の50%のサイズに縮小 |
| Alt+> | 画面上の1ピクセル分拡大 |
| Alt+< | 画面上の1ピクセル分縮小 |
初期設定では拡大/縮小の単位は2pxです。 この値はInkscapeの設定の「変化の間隔」で変更できます。
もう一度オブジェクトをクリックするとハンドルの形が変わり、 変形モードになります。 こうしてオブジェクトをクリックすると、 リサイズモードと変形モードが交互に切り替わります。 ただしクリックの間隔が短すぎるとダブルクリックとなり、 ツールが切り替わってしまうので注意してください。
ハンドルをドラッグすると、オブジェクトを回転させたりねじったりできます。 CtrlキーやShiftキーと共にドラッグすると、変形の方法を限定することができます。 オブジェクトを複数選択した状態で変形すると、 選択されたオブジェクトがすべて同じ割合で変形されます。
| ドラッグ | 回転または変形 |
| Shift+ドラッグ | 反対側の中心を固定した状態で回転または変形 |
| Ctrl+ドラッグ | 15度ずつスナップしながら回転、 または縦横比が整数値になるようにスナップしながら変形 |
回転や変形もキーボードから操作できます。
| ] | 15度ずつスナップしながら反時計周りに回転 |
| [ | 15度ずつスナップしながら時計周りに回転 |
| Ctrl+] | 90度ずつスナップしながら反時計周りに回転 |
| Ctrl+[ | 90度ずつスナップしながら時計周りに回転 |
| Alt+] | 画面上の1ピクセル分だけ反時計周りに回転 |
| Alt+[ | 画面上の1ピクセル分だけ時計周りに回転 |
[ や ] で回転するスナップする角度は、Inkscapeの設定の「変化の間隔」 で変更できます。
メニューから「オブジェクト > 水平に反転」を選択すると、 水平方向を軸とした鏡像に変形します。 「オブジェクト > 垂直に反転」を選択すると、 垂直方向を軸とした鏡像に変形します。 いずれも次のようにショートカットキーで操作することもできます。
| h | 水平に反転 |
| v | 垂直に反転 |
回転と反転は、選択ツールのコントロールバーにある次のアイコンでも操作できます。
| 選択オブジェクトを90度反時計周りに回転 | |
| 選択オブジェクトを90度時計周りに回転 | |
| 選択オブジェクトを水平に反転 | |
| 選択オブジェクトを垂直に反転 |
オブジェクトの移動や変形に細かく数値を指定したい場合には、 変形ダイアログ (メニューから「オブジェクト → 変形」、またはShift+Ctrl+M) を使います。
変形ダイアログには、機能別に次の5つのタブがあります。
「移動」タブでは、 ドキュメントのXY座標が (0,0) の位置からの絶対座標、 あるいは現在の位置からの相対座標を指定してオブジェクトを移動します。 「相対移動」にチェックすると、相対座標の指定となります。
同様に他のタブでもそれぞれの変形を行います。 オブジェクトが複数選択されているとき、 「各オブジェクトに個別に適用」をチェックすると、 指定した変更をそれぞれのオブジェクトにひとつずつ実施したのと同じ結果となります。 チェックをはずすと、選択されたオブジェクトをグループとして扱います。
たとえば、3つのシェイプを選択して回転を適用したとき、 「各オブジェクトに個別に適用」のチェック有無で次のように結果が異なります。
| 変形前 | ![]() |
| 個別に変形 | ![]() |
| まとめて変形 | ![]() |
「変形行列」のタブでは、オブジェクトに 変換行列を適用します。