Inkscapeでは、まだテキストを装飾する機能は実装されていませんし、装飾されたテキストを表示することもできません。しかし、XMLエディタを使えば、SVG表示可能な他のプログラム(たとえばOperaなど)で表示できるテキスト装飾を施すことができます。
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XMLエディタを開き(Shift+Ctrl+X)、テキストを選択します。こうすると、XMLエディタの構造一覧のペインで、次のようにそのテキストの要素ノードが選択されます。
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text-decoration属性を追加し、値に line-throughと入力すると打ち消し線のついたテキストになります。
text-decorationには装飾の種類を指定しますが、他にも次のようにいくつか指定可能な値があります。
- underline (下線)
- overline (上線)
- line-through (打ち消し線)
- blink (点滅)
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変更してもInkscape上の表示は変わりませんが、SVGのテキスト装飾を表示できるプログラムで表示すると、次のように装飾されたテキストが表示されます。
打ち消し線 下線