Inkscaspeで困ったことが起きた場合に質問するのにもっとも良い場所は、 https://answers.launchpad.net/inkscape/ です。
inkscape-userメーリングリストも助けを求めるには適しています。 ただし、質問サイトを利用するより回答を得るのが難しかったり、時間がかかる可能性があります。
ときどき「すぐに回答が得られるだろう」と考えてIRCに参加する人がいますが、 これは非常に行き当たりばったりな方法です。 というのは、たいていの場合、 そのとき接続している人の中には回答できる人がいないものだからです。 また、質問によって会話が邪魔されることにもなりかねません。 一般的には、IRCの利用が適しているのは、誰か特定の人に質問したい場合に限られます。
IRCで質問してもたいてい回答が得られないのはなぜだろうと、 不思議に思う人がたくさんいます。 これには、いくつか理由があります。
まず、IRCは質問するのに適した場所ではありません。 これについては、FAQの前項を参照してください。
次に、質問の仕方が間違っているのかもしれません。 たとえば、実際の質問が何なのかに触れずに、 「誰か質問に答えてもらえませんか」と訊ねる人がいます。 ほとんどの人は、これには応答しません。 なぜなら、質問の内容がわからないので、答えられる内容かどうかもわからないからです。 (たとえば、質問の内容がWindowsに関するものなら、 Linuxしかわからない人には答えられません。) そんなことは聞かずに、とにかく知りたいことを質問しましょう。 それについてアドバイスできる人がいれば、答えてくれるでしょう。
また、待つ時間が短かすぎるのかもしれません。 IRCに参加し、質問し、2〜3分待って返事がないとログアウトし、 そのさらに2〜3分後に誰かが回答するというのは、非常によくあることです。 辛抱強く待ちましょう。 誰かが質問を見て回答するまでに30分くらいかかることもあります。
Windows XPにおいて、 描画した図形と異なる位置にカーソルが表示されることがあるという不具合が発生することがあります。 お互いの位置関係は、一定ではありません。 カーソルが図形の中心位置にある場合、 線が図形のはるか外側で終端することがあります。 この不具合は0.44と0.45において発生し、 プログラムを再インストールしても直りません。
現在のところ、この不具合の解決策はまだありません。
エクステンションの仕組みにより、 どのような言語で書かれたプログラムやスクリプトでも、 それを利用してInkscapeに機能追加することができます。 大変なのは、外部プログラムの依存関係をすべて満足させなくてはいけないところです。 エクステンションを使って特殊なファイルフォーマットを開くための説明は、 「GettingExtensionsWorking」を参照してください。 キャンバス上でエフェクトを実行する(メニューからエフェクトを使用する)方法については、 「GettingEffectsWorking」を参照してください。
Inkscapeがラスタ画像を読み込む方法には、制限事項があります。 解像度を読み込むことができないのです。 Inkscapeでは、すべて90dpiとして読み込みます。 したがって、それ以外の解像度の画像を読み込んだ場合には、 拡大あるいは縮小されることになります。 たとえば解像度が180dpiの画像をInkscapeにインポートした場合、 他のプログラムで読み込んだ場合に比べて2倍 (180=90×2)の大きさで表示されます。
再度PNGにエクスポートするとき、 解像度を変更してもサンプリングが変更されるだけで、サイズは変更されません。 画像を同じサイズに保つには、 インポートした後にInkscapeの中でサイズ変更するしかありません。 そのためには、インポートする画像のサイズ (ピクセル、cm、インチなど)がわかっている必要があります。 そしてその画像を選択し、 選択ツールのツールバーで「幅」と「高さ」の間にある鍵マークをクリックし、 画像サイズの単位を選択し、 幅または高さを数字で入力します。 エクスポートする際に画像の情報を失いたくなければ、 オリジナル画像の解像度と同じかそれ以上の値を解像度として指定してください。
例: サイズが800*600ピクセル、解像度が150dpiの画像をインポートします。 この画像はInkscapeでは幅1333ピクセル、高さ1000ピクセルとして表示されます。 この画像を選択し、 選択ツールのツールバーの鍵アイコンをクリックし、 「幅」に800と入力してください。 画像の上に何か適当にオブジェクトを追加してください。 そして、解像度150dpiでドキュメントをPNGファイルにエクスポートしてください。 エクスポートされたファイルは、 画像の上に描かれたオブジェクトの部分を除き、 元の画像とまったく同じものとなります。
実際にはエクスポートや標準SVGへの変換はうまく動きます。 単にコンソールへの出力が表示されないだけです。 これは、Windows版InkscapeがGUIアプリケーションであり、 コンソールへの出力が許されていないためです (このため、--query-xのような一部のクエリーオプションはまったく動作しません)。
Inkscapeにコンソール出力させるひとつの方法は、 バッチファイルを使う、 あるいは起動アプリケーションを使ってInkscapeを起動することです。 いずれの方法も、コンソールに出力をリダイレクトします。
Windows版Inkscapeをコンソールアプリケーションとして再コンパイルすれば、 コンソール出力を行えるようになります。 再コンパイル方法について詳しくはリファレンスを参照してください。
もしWindows上でコマンドライン版を頻繁に使う必要があるなら、 inkscape-develメーリングリストに投稿してください。 そうすれば、将来コンソール版の実行ファイルをリリースすることを検討するかもしれません。
Windows上で使用する場合には、 必ず次のようにフルパスを指定する必要があるので注意してください。
inkscape -e c:\mydir\file.png c:\mydir\file.svg
c:\mydir\ なしでは動作しません。 パスにスペースが含まれている場合には、 "c:\my dir\file.svg" のようにダブルクォーテーションで括る必要があります。
InkscapeにおいてAlt+クリックやAlt+ドラッグはとても便利なショートカットです (選択ツールでは「下を選択」や「選択中のオブジェクトを移動」、 ノードツールでは「ノード彫刻」)。
0.46以降のバージョンでは、 preference.xml中でAltキーの代替キーを指定するためのオプションが追加されます。 このオプションは options グループの中の mapalt で、 整数値で指定します。 この値によってAltキーの代替にどのキーを使用するかを指定します。 1を指定した場合にはAltキーが使用されます(つまり、代替キーは使われません)。 ここに設定できる値は1〜5の整数値で、 どの数値がどのキーを指すかはキーボードの設定により異なります。 xkeycaps というプログラムを使うと、 どの値を設定するとどのキーにマッピングされるかを知るのに便利です。 特定のキーの上にマウスを移動すると、 そのキーに割り当てられた値が スクリーン上部の「Modifier」の隣に表示されます。
この設定を変更した場合、 マウス関連のショートカットに限らずすべてのショートカットでのAltキーに代替キーが割り当てられるので、 注意してください。
または、次の方法によりお使いのウィンドウマネージャ内でAlt+クリックやAlt+ドラッグを使用しないよう設定することもできます。
Altキーを使ったInkscapeの機能(ノード彫刻など)が使えない場合には、 X11のInput Preferenceの中にある "Emulate three button mouse" をOFFにしてください。
locale charsetがUTF-8以外の場合、 次の設定が必要になります。
$ G_BROKEN_FILENAMES=1 $ export G_BROKEN_FILENAMES
この設定は、locale charsetを(SVGで使うために)UTF-8に変換したり、 またその逆の変換をしたりするために必要です。 詳細は「GTK+-2.0 Specific Notes」を参照してください。
まずコンソールウィンドウで「locale -a」と入力し、 そのシステムでどのlocale設定がサポートされ、どのように記述するのかを調べておきます。
コマンドラインから「export LANGUAGE="C"」と入力して実行すると、 デフォルトの言語(英語)になります。
「export LANGUAGE="de_DE.utf-8"」とすれば、ドイツ語に変更されます。 このコマンドで有効にできるのは一時的であり、 システムを再起動するとオリジナルのlocaleが有効になります。 使用するlocaleはInkscapeと一緒にインストールされていなくてはなりません。 インストールされていない場合には、デフォルトの言語が使用されます。
Mac OS Xでの正式なやり方は、 .projl ファイルを提供してアプリケーションが「prefered langauge」を 「System Preference」ダイアログから選択できるようにすることです。 しかし、これはまだかなり先の話になりそうです。 language::packsに関するスキームを設定することも可能な場合もあります。 それ以外の場合には、Linuxと同じ方法で設定してください。
Inkscapeをインストールしたディレクトリに、 inkscape.batという名前で、次の内容のバッチファイルを作成します。
@set LANG=de_DE @start inkscape.exe
このファイルをダブルクリックしてInkscapeを起動するようにします。
これは、バージョン0.43でのバグです。 古いキャッシュを参照するために、このような現象が起きてしまいました。 このキャッシュは、.fonts.cache-1 という名前で保存されています。 このファイルはWindowsフォルダ、Tempフォルダ、マイドキュメントフォルダ、 $HOME環境変数で定義されたフォルダなどに置かれています。 ファイル検索で、このファイルが実際にどこに存在するのか確認してください。 このファイルを削除してからInkscapeを再起動すれば、 新しいフォントが見えるようになります。
バージョン0.44および0.45をお使いの場合、Type1フォントがサポートされていません (これは前述の不具合を修正した際の副作用です)。 0.46では、この不具合は解決されています。 Windowsは内部的にいくつか異なるフォントタイプをサポートしています。
この問題は、0.46で解決されました。 それより前のバージョンにおいては、 Pangoによって引き起こされている不具合です (PangoはInkscape内部でフォントを扱っているライブラリです)。 Pangoは .dfont フォーマットやMicrosoftフォントスイートの形式ではフォントを扱わないのです。 解決策のひとつは、fonduやfontforgeを使ってすべての個別のttfファイル (Times.dfontはTimesRegular.ttfとTimesItalic.ttfに、など)に展開することです。 fonduとfontforgeは、いずれもFink、 DarwinPortsまたは単体インストーラによりインストール可能です。 しかし、次の点には注意してください。
フォントには「ノーマル」しか存在しない(斜体や太字が存在しない)ものがあります。 にもかかわらず、現在Inkscapeは、 ノーマル、斜体、太字、太字斜体、の4種類のスタイルを選択肢として表示します。 斜体はフォントを傾けることにより模倣できますが、現時点では太字を模倣することはできません。 フォント自体に太字のバリエーションがないので、 たとえ模倣したとしても低品質なものとなるでしょう。 それより、太字フォントの存在するフォントを使うことを考えた方が良いでしょう。
Inkscapeはおかしな文字(/ や & など)を使ったフォルダの下に置かれていると、 起動できません。 もしそのような文字の使われているフォルダにInkscapeをインストールした場合には、 サブフォルダの名前をもっと普通のもの(スペースとアクセントつきの文字は大丈夫です) に変更するか、Inkscapeを "Applications" に移動してください。
現在のところ、OS X 10.3 (Panther) 用にビルドされたInkscape 0.46はありません。 Sourceforgeダウンロードページより0.45.1をダウンロードしてください。 Tiger (10.4) とLeopard (10.5) 向けのInkscape 0.46は、 こちらからダウンロードできます。
Macにインストールする際のX11関連の問題については、 http://wiki.inkscape.org/wiki/index.php/InstallHelpを参照してください。
次のようなエラーを出してクラッシュする場合、
*** glibc detected *** free(): invalid pointer: 0x086143b0 ***
GCCのバージョン不整合が原因です。 C++ライブラリと異なるバージョンのGCCでInkscapeがコンパイルされている場合に、 このエラーが出ます。 Inkscapeを再コンパイルするか、 C++ライブラリ (libstdc++、libsigc++、libglibmmおよびlibgtkmm) を同じGCCでコンパイルしてください。 そうすればエラーは出なくなるはずです。
フィールドの先頭でバックスペースを押すとシステム音/ビープ音が鳴ってうるさいことがありますが、 この現象はWindows XPまたは2000上にインストールされた0.46以降のバージョンで起こります。 Windows XP上では次の手順で音を消すことができます(管理者権限が必要です)。
この手順は、 the How-To Geekを参考にしています。
これはWindowsのシステム全体の設定であるため、他のプログラムにも影響するので注意してください。 Windows 2000においては手順は少し異なるかもしれません。 最後の6ステップ (8-13) が重要です。 1-7だけではInkscapeのビープ音は消えません (ただし他の何かのビープ音は消えるかもしれません)。